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イン殺 RSSフィード

2004-01-03

「新年早々面白いものが多くて嬉しくなります。」

『スキージャンプ・ペア オフィシャル DVD 』 『スキージャンプ・ペア オフィシャル DVD 』 - イン殺 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『スキージャンプ・ペア オフィシャル DVD 』 - イン殺

「 Amazon のギフト券が余っていたので買ってみました。
ネットではかなり前から有名だったらしくて驚き。全然知りませんでした。」

「もちろんスポーツの DVD などでは全くなく、架空の競技“スキージャンプ・ペア”を CG で表現した作品集。
何をやるのかというと、スキーのジャンプを 2 人で飛んで様々な合体ポーズを決めて見せます。チャンピオン読者に分かりやすく言うとアンビリーバボー体操です。」

「ジャンパーたちの素敵アクションもさることながら、ツボにはまったのはアナウンサーと解説の分かりきった仕事っぷりでした。
話は逸れますが、少し前から漫画におけるマッドアナウンサーという概念について考えています。
狂的にテンションの高いアナウンサー及び異常に博識な解説者というフィーチャーは、『キン肉マン』『キャプテン翼』『魁!!男塾』で様式として固定化したのち、『グラップラー刃牙』で一気に開花した、というのが今現在の見解です。(もちろん途中に『国民クイズ』という暴凶星を挟む)
マッドアナウンサーのルーツについては未だ研究中ですが、これらの流れと前後して古館伊知郎ら実在のアナウンサーが存在することから、なんとなくスポーツ実況、特にプロレス実況にその原点がある気がしています。」

「で、『スキージャンプ・ペア』は明らかにマッドアナウンサーの系譜に置かれるべきものなんですが、気にしているのはこの作品が系統樹上どこに位置づけられるのかということです。
口調・語彙などからすると児玉清に近いものがありますが、興奮したときの“思いついたこと適当に喋っときゃいいや”っぷりは古館伊知郎に近いものがあります。漫画で言うと地下闘技場解説者を温厚にした感じ。たぶん直接の関連はないと思いますが…。」

スキージャンプ・ペア 公式サイト

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「新連載の『鉄人 28 号〜皇帝の紋章〜』(原作 : 横山光輝、漫画 : 長谷川祐一)が面白かったです。つくづく長谷川祐一はいい仕事をする漫画家だと思いました。
ガンダムエースに描いた読み切りもそうでしたが、少年漫画的お約束を全く外さずに元の世界観で話を作ることにかけては天才的です。
具体的に言うと男装した女の子と主人公が倒れて折り重なって『え!? き、君、女の子だったの!?』とか。(誉めてます)」

「しかしこれは原作を読んでいないとジャイアントロボ OVA へのオマージュに見えるな…。」

マガジン Z 『鉄人 28 号〜皇帝の紋章〜』

[]『神童』(さそうあきら、双葉文庫) 『神童』(さそうあきら、双葉文庫) - イン殺 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『神童』(さそうあきら、双葉文庫) - イン殺

神童 (1) (双葉文庫―名作シリーズ)

神童 (1) (双葉文庫―名作シリーズ)

神童 (2) (双葉文庫―名作シリーズ)

神童 (2) (双葉文庫―名作シリーズ)

神童 (3) (双葉文庫―名作シリーズ)

神童 (3) (双葉文庫―名作シリーズ)

「これは凄い。」

「平凡な音大志望の浪人生・和音(ワオ)が天才少女・うたと出会って人生を変えられる話。
音楽に愛された少女・うたの能力をきっかけとして、二人が気づいていくのは“音楽とはどういうものか”という本質です。」

「さそうあきらは『犬・犬・犬』(原作 : 花村萬月、作画 : さそうあきら、小学館ビッグコミックス)以来注目していたんですが、昔の作品まで手を出していませんでした。
この人は一見淡々とした動きの少ない絵を描きますが、芸術や天才に関しては凄い表現の仕方をします。特に周りの人間の描写が上手い。
『神童』では、ワオがうたの才能を理解して自分の中に取り込んでいく様子が身震いするような“発見の喜び”に満ちているのに対して、『犬・犬・犬』では、主人公マヒケンの異常な感性が周囲の人間を通じて“ばけものに出会った絶望”として表現されています。
全く正反対の描写ですが、凡人から見た本物の異能がどれだけ凄まじいかは同じベクトルで描き出されていました。
どちらも鳥肌が立つような漫画です。」

「『神童』のラストでうたがピアノを弾くシーンは音楽漫画の理想だと思います。静かな音が聞こえてくるようでした。」

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