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イン殺 RSSフィード

2007-03-04

[][]『エル・カンターレ』と『劇場版ファントムブラッド』の類似性及び「歴史は繰り返す」言説を既に内包するジョジョ世界の在り様に関する一考察、及び愛ゆえに過たざるを得なかった彼らを同じ愛を抱く我らが如何なる石以て追うべきか真剣に悩むしかない件について 『エル・カンターレ』と『劇場版ファントムブラッド』の類似性及び「歴史は繰り返す」言説を既に内包するジョジョ世界の在り様に関する一考察、及び愛ゆえに過たざるを得なかった彼らを同じ愛を抱く我らが如何なる石以て追うべきか真剣に悩むしかない件について - イン殺 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『エル・カンターレ』と『劇場版ファントムブラッド』の類似性及び「歴史は繰り返す」言説を既に内包するジョジョ世界の在り様に関する一考察、及び愛ゆえに過たざるを得なかった彼らを同じ愛を抱く我らが如何なる石以て追うべきか真剣に悩むしかない件について - イン殺

「全てネタバレだ、当然のことながら。


『エル・カンターレ』と『劇場版ファントムブラッド』の相似

  • なんか全体的に金色に光る。
  • 声優が結構有名。
  • ストーリーが唐突に飛ぶ。
    • もっと壮大なストーリーが背後にあるような印象を受けるが、いかんせん目の前で展開する話からそれらを読み取ることは困難である。
  • 登場人物の行動理由がわからない。
    • もっと壮大な権謀術数や止むに止まれぬ事情が背後にあるような印象を受けるが、いかんせん目の前で展開する話からそれらを読み取ることは困難である。
  • 信者が大勢観に行く。
    • というか基本的に信者しか観ない。
    • 横で信者が涙を流していると非常に対応に困る。
    • 一般人からすると言いたいことは非常にいろいろあるが、劇場に近いところでそれを口にすることは憚られる。
  • 信者は信者でいろいろと困る。
    • 聖典を一字一句暗記するほど読み込んでいる者からすると、改変・省略された箇所がいちいち気になって仕方ない。
      • しかし、それを改変せざるを得なかった理由は痛いほどわかる。尺に収まらないからだ。
    • 観ているそばから「自分ならどのように原作を損なわない構成を提案できたか」を考え始める。
      • 不可能という結論に達する。
        • しかしこれはいくらなんでも、というシーンを目にし、自分ならどのような手が打てたかを考え始め、再び諦める。
          • これを 5 〜 10 回繰り返す。
            • 劇場化はジョジョの発展のためには必要なステップだったんだ、と自分を納得させる。
    • 信者の友人との間でこれをどのように語るべきかを観ている最中から考え始める。
      • もとより信者の間では、作品は単なる暇潰しの材料ではない。信者の間のコミュニケーション通貨でありコミュニティ内での立ち位置を決めるための一里塚なのだ。
      • 作中の名台詞を引用して自分を勇気づける。自分が愛したあの作品は今も変わらずそこに在る。何も動いてなどいない。

ひょっとしたら傑作かもしれないと思ったら……
万が一でも!
傑作だっつー可能性があるのなら!

そいつを観ねえわけにはいかねえだろう…!

第四部『ダイヤモンドは砕けない』

「まさか、およそ 6 年を経て『エル・カンターレ』を劇場で鑑賞した経験が活かされる日が来ようとは夢にも思いませんでした。人生万事ジョニィが馬って奴です。」

歴史は繰り返す

二人のジョジョ信者が映画館で『ファントムブラッド』を眺めたとさ。
一人は泥を見た。一人は星を見た。

フレデリック・ラングブリッジ『不滅の詩』

「しかたなかったんだよ。ああするしかなかったんだ。そうだろう?」
「それクリエイターにとっては『糞だ』って言われるより屈辱ですよ。同情は罵倒より残酷というか」
「しかしだね、どこがそもそも悪かったのかの話を始めるなら、最初から尺に収まらないものを作ろうとするのが悪いんだ。じゃあこの映画作らなきゃよかったじゃないかとは流石に言いたくないだろう。我々だって映画は観たかったんだ」
「確かにそこから始めるなら、削らざるを得ない事情はわかるんですが、だからといってアステカの部族を削っていいのかという話もあるんですよね」
「あれも仕方ない。だってアステカの話は後に絡まないから。そりゃ製作者も『血は生命なり!』から始めたかったことだろうさ。しかしアステカは削れても、ツェペリさんを削れない以上は予言シーンも削れない。それならいっそ冒頭に持ってこようという判断はそれほど悪くはないと思うんだ」
「全体的にそういうのが入り混じってストーリーが破綻してるんですよね。原作は無駄がないなあと痛感しましたよ」
「よくよく読み返せば原作にも穴はあるんだけど、まあストーリーに無理が出ている点は認める。あと登場人物の頭が悪くなってるね」
「あれもどうしようもないというか、たとえば少年時代の友人を多くすると話が進まないんですよね。でも、そうすると『そこにシビれるあこがれるゥ!』って言う人がいなくなるから、エリナの件をジョジョに伝えるには本人同士を会わせるしかないわけで」
「結果、あの昼メロみたいなお別れシーンになってしまうわけだ。居たたまれないね。あと、展開の都合上ツェペリさんが絡むのを早めたいのは分かるけど、だからといってジョースター邸炎上のところで出してしまったのもいただけない。それじゃディオの死亡確認も石仮面の回収もしてないツェペリさんが迂闊なことになってしまうし」
「ウィンド・ナイツ・ロットに乗り込むところも早回しだから、二人が吸血鬼相手に夜襲をかける大馬鹿者になっちゃってるし」
「言い出すときりがないけど、『じゃあどうするべきだったか』という回答は出せない。思うにだね、『エル・カンターレ』のときも信者の人たちはこういうことを言ってたに違いないんだよ」
「あー、『これはわたしの愛した『太陽の法』ではありません』とか」
「『でも一般の人に観てもらうためにはこういう変更も必要なわけで』とか」
「『でもそれじゃ原典の意図が通じないし、原作のよさが伝わりきらないから映画を観て入ってくる人が少なくなるし』とか」
「『どうせ原作知ってる人しか観ないよ』とか」
「『そういうことを言うからどんどん閉鎖的になっていくんですよ! その態度が孤立する原因だってなぜわからないんですか!』とか」
「身に覚えがありすぎるね」
「考えてみたら我々は『エル・カンターレ』に対して、原作を読まずに映画だけ観てどうこう言うって非常に失礼な態度を取ってきたわけですよ
「いかんね。幸福の科学のスタッフの気持ちをもっと考えるべきだった」

どうすればよかったのか

あなたがたのうちでジョジョを汚したことのない者が、最初に彼らに石を投げなさい

ヨハネの福音書 8:8

「どうすればよかったんでしょうね」
「まず、ジョジョ的にはこの流れを完璧に説明しきるロジックが既に確立されている」
「というと?」
「世界が二巡したんだよ、と言えばいい」
「ああ。なるほど。スティール・ボール・ランが一巡目で、二巡目はスピードワゴンがいない世界」
「そう。……あれ。じゃあスピードワゴン財団が設立されないのか?」
「そうですよ。だから戦闘潮流につながらないんですよ」
「なんということだ。じゃラストでわざわざ DIO の棺出す意味なかったじゃないか」
「赤ん坊のエリザベスも助けてないですしね」
「いやいや、そこはきっと代わりの誰かが油田を発見するんだよ。エリナとか」
「ジョースター財団ですか。まあ実質ジョースター家はスピードワゴン財団を思い切り私物化してますしね」
「エリザベスも、実は助けてたことにすればいいんだよ。気絶してたけどエリナは心の中で『ああ! う、美しすぎます!』って言ってるんだよ」
「まあ次はたぶんないですけどね」
「そうだね……」

「真面目な話、どうすればいいんだろうね。 DVD 売れるのこれ?」
「豪華特典を付ければなんとか。荒木飛呂彦のオーディオコメンタリーとか」
「空気がイヤだよ! ただでさえ荒木先生はあんまり空気読むのがうまくなさそうなのに!」
「じゃ狂信的なジョジョファンが原作と違う箇所にリアルタイムでツッコミを入れる副音声とか」
「それはいいね。買った人もやるだろうけど」
「『何をするんだァーっ』を『何をするだァーっ』に言い換えたり」
「きっとあそこはスタッフの間でも議論があったんだよ……」
「『そういう無駄な原作ファンへの媚はやめましょう』とか」
「『じゃあ聞こう。計算問題を間違えるナランチャは?』」
「『う……、ク、クサレ脳ミソです』」
「『本当にそう言えるか? 心の底から君はそう思っているか?』」
「『は……、はい』」
「『絶対だな? 咄嗟に聞かれて 100% 自信を持って言い切れるんだな?』」
「『う……、ド低能です……』」
「『聞こえん! もっと堂々と! なんで 30 より減るんだこの』」
「『ド低能がァーッ!』」

「真面目な話、どうするべきだったんですかね」
「思うに、原作が長すぎたのが全ての根本なんだ。そして、オリジナルが確立されていたことも問題だ。ならば、両方を満たす荒木ストーリーを映画化すればいい」
「というと?」
「1.5 部を映画化すべきだったんだよ。ジョージ・ジョースター II 世の数奇なる人生を」
「なるほど! 描かれていないところだから何やっても文句も出ないと!」
「しかも原作はわずか 7 ページだ。これで溢れるというならもうどうしようもないけど、流石にコントロールできるだろう。ストーリーはラブありアクションあり悲劇ありの王道ストーリーだ」
「キャラも立っているし後につながる小ネタもいろいろ挟める! 製作者のクリエィティビティも遺憾なく発揮できる! それ面白いんじゃないですか」
「まあこのあと作るって言い出したら思い切り DIS るけどね」

他の人の感想

まとめ。そうねえ。

「なんで三部では紫外線照射装置使わなかったんでしょうね。打ち放題で、周囲や味方に損害を与えなくて、敵はかすっただけで致命傷という完全無欠のレーザー兵器なのに。」

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「「1 + 1 = 田」を自力で発案した記憶をお持ちの方、いらっしゃいましたら挙手をお願いいたします。 xx は 1983 年前後に思いついた記憶があります。」