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イン殺 RSSフィード

2008-04-30

「最近観た映画。」

[]『クローバーフィールド』(マット・リーヴス) 『クローバーフィールド』(マット・リーヴス) - イン殺 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『クローバーフィールド』(マット・リーヴス) - イン殺

「これは面白かったです。友人宅に遊びに行ったら"レイトショーが観たい"と言われ、ではというので一切の情報なしに観たのが正解。こういう情報制限系の映画は細かいことを知らないほうがいいでしょう。これから行こうと思っている方に 2 つの約束。」

  • ググらない。
  • 体調を整えてから観に行く。

「以下ネタバレ。」

「たぶんこの映画が最も描きたかったものは"理不尽な暴力に陵辱されるニューヨーク"で、その発想は極めて正しい怪獣映画のそれです。自分は観ながら「アメリカ版ゴジラのリベンジ?」と思いました。姿が見えないモンスター! 大破壊! 小さい化物! 感染する未知のウイルス! バカは死ね! 盛り込まれたガジェットは怪獣映画やらゾンビ映画やらバイオハザードやら、極めて頭悪い方向ばかりなのに、それをハンドカメラという手法一つでなんか新しいもののように見せたという"新しい皮袋に古い酒を"メソッド。そこのところを高く評価したいです。」

「実際、この映画のストーリィとかテイマを考え始めるとだんだん頭が痛くなってくるので、気にしたら負けだと思うんですよ。例えばあのラブストーリーは、点数で言うと 30 点くらいです。普通の手法で撮られたら『インディペンデンス・デイ』並みに観てられないものになっていたでしょう。そのあたりは意図的に"何を撮るか"をブン投げて"どう撮るか"に特化した映画なんだと思います。だから、テーマは強いて言えば「バカは死ね!」とか「みんな死ね!」じゃないでしょうか。」

「事後に感想を見て回って驚いたのは、「謎が説明されていない」「続編で説明されるのでは」という意見があったことです。その発想はなかった。え、この映画って、そういう謎とか背景なんて画太郎先生並みに考えてないですよね? 「ゾンビはどうして動くんですか」とか「ケムール人はどうして高速道路を走るんですか」とか訊かれたような気分です。つまり、自分の中でこの作品は完全なエクスプロイテーション作品に区分されているということ。何も考えずに「あ、またバカが死んだ」とか思いながらポップコーン片手に観ればよかろうなのです。」

「なお、お気に入りのバカは死ぬまでハンドカメラを手放さなかった撮影者の彼です。好きな女の子がバイオハザードで爆砕するシーンまでばっちりインフレームですよ。あれで喋りが達者だったら立派なマッドアナウンサーに認定されていたところです。」

nullnull2008/05/04 01:32本編の面白さとは無関係ですが、劇中に出てくる企業のサイトが実際にあったり、本国ではずいぶんと事前マーケティングに凝ったコンテンツだったようです。海のシーンで2ピクセルくらいの飛来物が落ちて来てたり。バイラルって言うんですか。

nijiro_rainbownijiro_rainbow2008/05/05 11:25はじめまして、私はハンディーカム撮影の利点の一つに、撮影者(主人公で一般人)が何の脈絡もなく、怪物の出現に巻き込まれても、それはただの災害との遭遇に近い偶然であるため、怪獣映画に必要な、怪獣出現までのイントロ部分を大幅に省略し、ほぼ冒頭から、クライマックス的な映像シーンに持ち込めることだと思いました。

また、友人と見に行ったのですが、友人いわく「地球防衛軍のヘタレプレイをFPSにしたらこんな感じやろね」でした、FPSに親しみがあるかどうかでこの映画に対する意見も分かれてくるのではないでしょうか?

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