2010-10-16
■ [漫画]料理漫画とわたくし(中) 早川光・橋本孤蔵篇

「承前(id:xx-internet:20100911:p1)。」
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「前回『味師銀平 妖刀伝』がヤバいという話をしましたが、ブックマークコメントなんかではおおむね原作のビッグ錠先生が原因ではないかという意見が主流でした。しかし、本当にそうなのか。自分は若干の疑いを捨てきれません。なぜなら、作画の橋本孤蔵先生が関わった料理漫画を xx は全部読んだからです。簡単に言うと、いい意味でも悪い意味でも全ての作品が大変に尖っている。チャンピオン風に言えば"厄い"。」
「wikipedia:橋本孤蔵には「浦沢直樹の元アシスタント」との記述があり、実際画風はそっくりです。西原理恵子の人生画力対決では「女顔のパターンが一つだけ」と揶揄された浦沢絵ですが、なんぼなんでもその評価は失礼というものです。 3 パターンくらいはありますよ。」
『味師銀平 妖刀伝』のヒロインの人
「こんな感じでおおむね綺麗な絵を描く橋本先生ですが、ときどきあからさまに狂ったカットが飛び込んでくるところが何ともいえない魅力です。」
「『味師銀平 妖刀伝』で勝負を挑んでくる敵の人。上がった口角、三白眼、どこともいえぬ彼方を見つめている視線。説明台詞なのにいまひとつ言っていることが理解できない説明台詞。
そして前回も登場した魔海鬼一坊さんは、最新号ではこんなことになっています。」
「このステキ包丁はハモの骨切りに使います。常の包丁と違い、上から押し付けずに水平に動かすだけで皮一枚残して高速に骨切りができます。アイディア商品ですね。ただし常人だと片方の手で身を押さえないと切れないので、二刀流は車輪包丁マスタリー Lv.10 までスキルポイントを振らないと習得できない高度な技術です。作中にそういう話はないけど多分。*1」
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「食漫に来る以前の橋本孤蔵先生が、集英社で原作者の早川光先生と組んで描いていた寿司漫画が『きららの仕事』です。ここんとこの料理漫画に酩酊する生活は『食漫』に出会ったことと『きららの仕事』にハマったことが原因と言っていいくらいです。」

- 作者: 早川光,橋本孤蔵
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/03/04
- メディア: コミック
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「この作品はバトル系トーナメント料理漫画の最たるもので、 80 年代ジャンプのそれと全く同じ性質の面白さを持ってます。要するに、強力なライバルキャラがワラワラ出てきて、トーナメントですりつぶし合いながら必殺技を繰り出して、解説役がそれを解説するんです。」
- 成金社長と見せかけて実は筋骨隆々の元渡り職人、マグロのスペシャリストで何かあるとすぐ諸肌脱ぎになる坂巻慶太さん。
- 神原朱雀と書いてジーニアスと読む絶対味覚の持ち主。
- ニューヨークの三ツ星シェフ、ロールの魔術師タッド松岡(本名松岡タダオ)。
- 北海のシャチ。
- ハゲ。
- スシサイボーグ。
- コハダ小平治。
「エトセトラエトセトラ。主人公の海棠きららはあんまり面白くないので忘れるとして、若干あからさまな捨てキャラも混じってますがまあそれもそれとして、初登場時の彼らの勝ちオーラは凄いですよ。作中の相対指数で言えば最強死刑囚に匹敵すると言ってもいいくらいです。最強死刑囚って言うとみんなバカにするかもしれませんが、考えてもみてください。全盛期のシコルスやドリアンに勝てるヤツってのは存在しませんぜ。」
「お気に入りのキャラについてはおいおい話すとして、ひとまず主人公と同じくらい重要なポジションにいるのは、爆発的な解説力を持つグルメライターの高野さんです。」
「この絵面からわかるとおり、地位や名声はないけど確かな目を持つ高野さんは、主人公の隠れた才能を見い出してトップステージへ引き上げ、そのサクセスストーリーを嬉々として取材するお仕事です。どっかで聞いたような話ですね。 20 年前の浦沢作品であったなら、高野さんときららは恋に落ちて最終回の空港で抱き合ったりしてたでしょう。モチのロン、今は 21 世紀です。そうはならなかったんだな。」
「日本中の寿司職人が集まって『料理の鉄人』ばりのバトルトーナメントを繰り広げる『きららの仕事』本編も大変いい漫画なんですが、ここでは話を先に進めて『きららの仕事 ワールドバトル』の話をします。個人的には無印『きららの仕事』はワールドバトル篇の助走に過ぎなかったと思っているからです。一番脂が乗っていて、かつ絵的にもクレイジーなのは『ワールドバトル』です。」

きららの仕事 1 ―ワールドバトル― (ジャンプコミックス デラックス)
- 作者: 早川光,橋本孤蔵
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/05/02
- メディア: コミック
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「あらすじ。『きららの仕事』本編でスシバトルが大好評のうちに幕を閉じ、日本最強の寿司職人が決まってから数年後。調子に乗ったスシバトル開催者はパリで世界大会・ワールドスシバトルを開催して世界 16 ヶ国を集めてトーナメントを催したといいます。その結果……。」
「全日本選抜チームは屈辱の一回戦敗退。 15 巻を費やして積み上げたジャパニーズ・スシ・マイスターどもが二人を除いて第一話の開始数ページで跡形もなく崩壊。作中有数の強豪にして絶対味覚を持つ天才キャラ・神原朱雀と書いてジーニアスも完全敗北。この展開には『グラップラー刃牙』が完結して『バキ』が始まった瞬間と同じ、ナナハン食らったような衝撃を受けました。おお、おお、おお!
そして冷静にその原因を解説する高野さん。」
「スシのグローバルスタンダードに乗り遅れた瞬間だった」
「すしのぐろおばるすたんだあど。なんという響きのいい言葉か。
僅かな救いは、真の最強である海棠きららと坂巻慶太が出場していなかったことです。『キャプテン翼』で言うと三杉君 & 松山君 & 次藤君でワールドユース大会に挑んで一回戦で若林 & カルツ & カールハインツシュナイダーに当たったようなものです。ノーカンっ、ノーカンっ……! 今のはノーカンっ……!! 次は本気出すからっ……!!
という華麗なスタートダッシュから始まって、本当にスシのグローバルスタンダードと戦いはじめる漫画、それが『きららの仕事 ワールドバトル』です。こんな戦闘民族と書いてバトリズムと読むような漫画は久しぶりに味わいました。」

きららの仕事ワールドバトル 4―江戸前鮨職人 (ジャンプコミックスデラックス)
- 作者: 早川光,橋本孤蔵
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/04/03
- メディア: コミック
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きららの仕事ワールドバトル 5―江戸前鮨職人 (ジャンプコミックスデラックス)
- 作者: 早川光,橋本孤蔵
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/09/04
- メディア: コミック
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「『きららの仕事 ワールドバトル』で一番面白いのは、五幕にわたる朱雀劇場がスパークする 4 巻から 5 巻です。わたくし神原朱雀と書いてジーニアスと読む天才キャラの朱雀がとてつもなく好きでして、何故かというと彼は『バキ』で言うところの成功した愚地克巳だからです。烈海王にワンパンで KO されない愚地克巳。第一話で完璧に粉砕されたのになおも立ち上がり勝ちオーラを見にまとう愚地克巳。」
「完璧にバカです。非の打ち所のないシリアスな笑い。このあと慢心ゆえに負けるとかもうね、大好きだコンチクショー。
そしてジーニアスと対峙する相手もまたシリアスな笑いがハジけすぎている。」
「調理に入る前に自作のドキュメンタリー動画を流す坂巻さん。別の船視点や空撮も入る本格派ドキュメンタリーです。スタッフはどっちの料理ショーの人だと思う。前作で日向小次郎ばりの最強キャラとして君臨していながら、寿司のために鍛錬しすぎて肘を壊して「大丈夫だ、あと 4 カンまでなら……」とか言ってる坂巻さんの姿を見ると、ベタな展開というものの恐ろしさを思い知らされます。坂巻 VS 朱雀の因縁対決は、積み上げまくった良いキャラクター同士を正面衝突させて盛り上げる手法の成功例として漫画の教科書に載せるべきだと思う。意思も知性もない災害のようなピクル相手に徒花を咲かせて散っていった本家愚地克巳と比べて、この対決のジーニアスはなんと輝いていることか。」
「そして対決の脇で極上の石垣牛を見て我を失う高野さん。あの冷静な高野さんが机を叩いて大興奮する様にはしびれる。しびれて気が遠くなって熱が出る。『キン肉マン』で言うとロビンマスクが興奮のあまり地団太踏んでるようなものですよ。 4-5 巻には『きららの仕事』のあらゆる旨みが凝縮されている。うまい。うまいよ。(前田利家面で号泣しながら)」
「問題は、こんなに面白い『ワールドバトル』はなぜワールドスシバトル本編を描かずに終わってしまったのかということですね。 xx は『ワールドバトル』を書店で一日一冊ずつ買っていったんですが、まだ連載中で 7 巻以降は出ていないものだと思ってました。ところがどっこい、全 7 巻です。そして 7 巻分はワールドスシバトル出場者を決めるための予選大会です。これに気づいたときはアメリカ人面で肩をすくめて「ナイスジョークだねトニー、 HAHAHA 」って言っちゃうかと思いました。なんだこの漫画。*2」
「かくして行き場を失ったわたくしの情熱は、いきおい早川光・橋本孤蔵両先生の次回作を追いかける方向に費やされることになるのですが、それはまた別の物語。」
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理解するタイプの人が、理解できないものを目の当たりにしたときの反応パターンは二つ。現象を説明するための理屈を構築しはじめるか、もしくは理解を放棄する。
「料理漫画のスタンダードの話から始めますか。オーソドックスな料理漫画と言うのは、問題が起きる -> 主人公が対策を考える -> 料理のアイディアを閃く -> 実食 -> 驚愕と感動 -> 解決。だいたいこの流れでカタが付きます。問題の大小とか、料理のウンチクの質とか、驚愕と感動をする人のリアクションとか、細かいバリエーションは無数にありますが、基本となる話のパターンはこれです。
なので、料理漫画を作らんとする者はこの流れに当てはまる要素を考えていけばいいはずです。料理漫画を作ったことがないので想像ですが多分。問題のところに帝都新聞と東西新聞の対決を代入してみるとか、料理のアイディア部分で「極厚のカツは高温の油と低音の油で二度揚げすればいいんだよ!」といいつつ巻末のレシピでは常識を取り戻して二度揚げ工程を排除するとか、驚愕と感動から感動を端折って大谷日堂に「こんなもので……! こんなものでー!!」と号泣させてみるとか。そこには要請されるキャラクターのテンプレートがあり、どの料理漫画にもだいたいこんな人が出てきます。」
- 料理人
- おおかた主人公。知恵と勇気で問題を解決する人。
- 悩む人
- 問題に悩まされる人。料理人と同一人物のこともあるし、そうでないこともある。
- 面倒な人
- 問題を持ち込む人。パターンは老若男女さまざまだが、頑固じじい率がそこそこ高い。
- 驚き係
- 料理の凄さを表現するために盛大なリアクションを取る人。面倒な人と統合されることが多く、その場合しばしば旨い料理を食べるとデレるツンデレとして振舞う。
- 解説者
- 料理の凄さを表現する人その二。感情面のリアクションではなく論理的なウンチクによって表現する人。
- サービスシーン担当
- いるときはいる。だからさー、あいつらだよ、あいつら。わかるだろ?

- 作者: 早川光,橋本孤蔵
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/05/02
- メディア: コミック
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「『きららの仕事』スピンオフである『慶太の味』は、社長として成り上がる前の坂巻慶太が渡り職人として日本全国を放浪するお話です。話によって差はあるんですが、だいたい以下のような感じで話が進みます。」
- 坂巻慶太がご当地を訪れ、現地の人と知り合う。
- 坂巻慶太が現地人の料理に舌鼓を打つ。坂巻慶太が一時的に"驚き係"、"解説者"として振舞う。
- 現地人の悩みが語られる。現地人に"悩む人"が代入される。
- "面倒な人"が設定される場合もある。
- 坂巻慶太が解決に乗り出す。
- 料理対決パートの場合、坂巻慶太が"料理人"として振舞い料理対決。
- 探偵パートの場合、坂巻慶太が"料理人"として振舞い過去の料理の謎を解き明かす。
- 坂巻慶太のサービスシーンが挿入される。坂巻慶太が一時的にサービスシーン担当として振舞う。
- 坂巻慶太の料理が炸裂。"悩む人"もしくは"面倒な人"が"驚き係"、"解説者"として振舞い問題が解決される。
- 坂巻慶太が去る。七五調のポエムが流れ"漢・坂巻 何処へ行く!!"で〆。
「要するに、話の七割方を坂巻さんが一人で持っていくわけです。それだけであれば『孤独のグルメ』に代表される久住昌之作品にも似たテイストがあると言えなくもないですが、問題は、サービスシーンも坂巻さんがこなすところじゃないかと思います。」
「サービスシーン。余りにも唐突なのでおそらくサービスシーンであろうと推察されるあのサービスシーンが『慶太の味』の全てのアブノーマルの原因であり特異点定理です。理不尽という言葉の意味を知りたいなら『慶太の味』を読むといい*3。
更なる世界に旅立ちたい人はキーワード"慶太の味"で画像検索をかけるとよいでしょう。現地の人が基本的に妙齢のガチムチ男性で、高確率であごひげを生やしている点も見逃せません。」
「料理漫画としては素材の選択もバリエーションに富んでいて飽きさせないし、スピンオフだけあってキャラの立ち方も申し分ない。なので、自分のこの漫画に対する興味は主に「まっとうに戦えるスペックを持ちながらなんだってこんなことをしたのか」という動機の方面に傾いています。いや、やりたい分には自由にやればいいと思うんですが、余りにもサービスシーンがサービスシーンであることに NO 説明であるというか、「皆さんお待ちかねー!」って言いながらノリノリでやっているように見えます。ヤバい、世界観が違う。
サービスシーンが話と噛み合っていないかというと、あながちそうとも言い切れないところがまた業の深いところです。坂巻慶太の魅力を極限まで強化するという目的に対しては正しい。ベクトルが明後日に向いているだけで。 xx だって坂巻慶太さんはとても好きですよ。最近のキャラで言うとトニースタークと同じくらい好きですね。こういう予想だにしないことがあるからフィクションというのは面白い。」
「なお、『Oh!スーパージャンプ』で連載されていた『慶太の味』は、現在雑誌の休刊に伴って先行き未定になっています。たまさか最終号を読む機会がありましたが、あの話がまた実にひどかった。
ヤング神原朱雀がある閉ざされた山荘でバレエ教室の合宿に参加してたら、そこに弁当を届けに坂巻さんがやってきて、なぜか殺人事件が発生するんですね。鋭敏な嗅覚でフグ毒による殺人であることを察知した坂巻さんは「犯人はこの中にいる。手にフグ毒が付着しているはずだ。私の舌なら判別できる」と言い出してですね、その場にいたバレエ教室の教師と生徒数十名の手を……。更には「僕の絶対味覚なら!」とヤング神原朱雀も言い出して……。実にクレイジーとしか言いようのないエピソードだったので早急に単行本化してほしいですね。」
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「早川光先生が別の作画の人と組んでなう描いている料理漫画が、ビジネスジャンプで連載中の『ダシマスター』です。」

- 作者: 松枝尚嗣,早川光
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/02/19
- メディア: コミック
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「こちらは『慶太の味』を読んだ後だと愕然とするほど真っ当な作品でして、正統派ブラックジャックスタイルと言えば大体分かっていただけるでしょうか。伝説の料理人ダイゴ・ヤタが卓越した料理スキルで数々の厄介ごとをやっつける一話完結エピソードです。人情! 感動! ダシマスター!
ベースとなる料理知識は『きららの仕事』と共通するところが多くて歯ごたえがあるし、『美味しんぼ』でいうところのヤング栗田さんな助手も、ボケ担当かつ味覚だけは鋭いという見事なリアクション担当ポジションを確保しており、安定感においては『きららの仕事』『慶太の味』を上回るものがあります。黄金回転によって永遠に同じスタイルで話を続けられるという意味では、今回取り上げた中で最も優秀です。」
「おおむねバランス派の優等生である本作ですが、飛びぬけた点がないでもないです。ぼくのかんがえた『ダシマスター』のオーバースキルは"二度見"ですね。」
二度見。
ガチの驚愕。
「いいリアクション芸ですよね。 3 巻までで見たところ、ダシマスターの本気の料理を食った人間は 7 割方笑顔になりません。まずはビビります。場合によっては「ありえない! いったいこれはどういうこと!?」と食ってかかったりもします。凄さを表現するために喜楽と怒哀を入れ替える手法はこれが初出ではありませんが、個人的には『鉄鍋のジャン』の大谷日堂のリアクションが思い出されて、何だか私は登場人物がうらやましくなってしまいました。」
「なお、小ネタとして侘び数寄関係の用語がところどころに出てくるので、茶道に詳しい方や『へうげもの』が好きすぎて周辺ジャンルにまで手を出した入れ込みすぎのファンとかは読みながらニヤニヤするといいでしょう。」
- 第 14 話に登場する『紹鴎軒』の武野シェフは、千利休の師匠筋である武野紹鴎から取った名前。
- 第 16 話に登場する珠香庵は、侘び茶の祖と言われる村田珠光。
- 第 17 話の"勢高や"は勢高肩衝。
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次回予定
- 最近の久住昌之
- 心のリアクション集
- 『深夜食堂』
- 最近の『食漫』
スシのガラパゴス化ですね
「スシのグローバルスタンダード」
という摩訶不思議な言葉に何故誰も突っ込まない
コモドドラゴンをハチ公前に連れてきて
「何故お前はそれほど大きいのだ」
というようなものだと思うのですが
あとジーニアスは
「この完成された肉体(と書いてマシーンと読む)・・・」
も追加で
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20091127/210774/
関サバのマリナードやアワビのワインソース煮で収まってる『きららの仕事』はまだ日本人好みに合わせてる方ですよ。現実怖い。
旧来の設定=伝統を守りつつ新しい要素を取り入れていくのは難しいですね。某アイマスのように取り入れた要素がアレルゲンとなって信者の激烈な拒否反応を引き起こす例もありますし。
外国人婚約者の話が出たときも、明らかに茶を吹いて「エ、エゲレス人だとぉっ!?」って言ってる小平治さんの方が可愛いですよね。
最終話の色々やっちまった感は筆舌に尽くしがたいものがありました