Hatena::Groupkill

イン殺 RSSフィード

2013-06-09 このエントリーを含むブックマーク

  • 最近の料理漫画とか料理小説。
    • 『食戟のソーマ』(原作 : 附田祐斗、作画 : 佐伯俊)
      • isbn:9784088707211
      • 後述しますが 2013 年前半は高校生が主人公の料理漫画が同時期に三作連載されていた世はまさにグルメ時代、未知なる味を探求するジッダーイであり、ヤングマガジン Uppers 健在なりしあの頃に三国志漫画が五つぐらい同時連載されてたことを思い出した。
      • Kindle 版が出てないので単行本はまだ買ってません。
      • ポテンシャルはあると思うのだけど、久しぶりに週刊少年雑誌で料理漫画のヒットが出るかもしれないという期待値を込めて様子見中。
        • 今までの話で一番面白かったのはエリナ様が異能感覚を発揮して「おまえのダシ、ローランドゴリラが温泉に浸かったような味がすんだよ!」(意訳)と罵倒してたところなんですが、その後あれが出てこないのが惜しい。大ゴマを減らして早く総選挙トーナメント篇に入ろうぜ。
        • コンセプトは完全に「料理は魔法」なんだろうけど、にくみちゃんとの対決なんかを見ても料理の魔法度が『ミスター味っ子』の時代とそれほど変わらないのがいまいち評価してない理由の一つ。
          • 「肉を最初に高温で焼いても肉汁が流れ出るのは防げない」という知識もあっという間に常識化してしまったのを見ると、佐藤田が言ってた「料理は秒針分歩」もあながち嘘ではないのかもしれず、常に最新知識で戦い続けるのは大変でしょうけど。やりすぎるとキン肉マンがグレイシー柔術系超人と戦ったり、旧世代超人がいつのまにか全員タックルの切り方を熟知していたことになるような歪みも生じるのかな。
        • リアクションがエロ描写なのは、欲求を刺激して理性を崩壊させるという料理漫画の基本を敷衍して似たものを探すと誰もがたどり着く結論なので、規制されない範囲で頑張ればいいんじゃないでしょうか。
    • 『タカラの膳』(山本航暉)
      • タカラの膳(1) (講談社コミックス)

        タカラの膳(1) (講談社コミックス)

      • 高校生料理漫画その二。もうすぐ単行本化。掲載順が割と下の方にありますが、そこそこ評価してるんだけどな。
      • コンセプトは「料理は仕事」。料理を一人で作ることはできるが、一人で店をやるのは難しい的な発想から皿洗いやスタッフの動線などを話題に出してくる。
      • ストーリー的には全日本 U-18 トーナメントが目の前に見えており、わかりやすくていいんですがキャラ立てが不十分じゃないかと余計な心配をしてしまいます。
    • 『てんまんアラカルト』(小林有吾)
      • てんまんアラカルト(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

        てんまんアラカルト(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

      • 高校生料理漫画その三。真・料理は魔法。とにかく「知らない調理法が複数出てくる」という点で支持。これ凄く好きなんですが、なぜあっさり四巻で終わったんでしょうか。監修が大変だったのかな。
        • Kindle アプリを導入してから『ミスター味っ子』を全巻買って読み返したんですが、焼き鳥対決ではヤゲンとか梅肉つくねを出して勝ってるのですね。これがキメの料理だったんだ、という隔世感。二昔前の作品とはいえ料理の常識とは変わるもので、今じゃナンプラーや烏骨鶏で驚く人などいない。魔法が魔法であり続けるのは難しいのです。だが、不可能ではない。「菅田、料理漫画にはまだある……。宝探しだよ」とわたしの中の鈴木大介八段がつぶやく。
          • 関係ないけど『ギャングース』の監修も同姓同名の鈴木大介先生なので、すずきメモが師匠のツラで再生されて将棋が太い。
      • 実は女性キャラが多くて、ヒロインが誰なのかがよくわからない。ハーレム系のそれではなくて、そういうことに興味がないかのようなパラパラとした配置。
    • 『ワカコ酒』(新久千映)
      • ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)

        ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)

      • えらい求道的というか、とにかく酒と一品でおひとり様呑みをキメて「ぷしゅうー」に入る、言ってみればただそれだけを繰り返す『孤独のグルメ』の聖性を受け継いだかのようなすがすがしさ。「呑みすけ」とひらがなで開くのはいいね。
        • 「それゴローちゃんが酒飲めばよくね?」とか言わない。それじゃ吉田類みたいでしょ。
          • ときどき買う『思い出食堂』シリーズが最近吉田類の扱いを増やしつつあるのですが、出はじめた頃のインタビュー記事で「小学生の時に大きな隕石を見てショックで人格が変わった」てきなスピリチュアルトークをキメていて、ちょっと大丈夫かなと思いました。
            • 『思い出食堂』をときどきしか買わないのは、アンソロジーなのに全ての話が同じ味付けだからです。お通しからメインまで全部揚げ物の居酒屋飲み放題コースみたいな。
        • 『おとりよせ王子 飯田好実』の一番特異なところはストーリーのあるようでなさ、ドラマティックな展開に入るのかと思わせぶりに配置した新キャラをことごとく忘れ去ることだと思ってるのですが、『ワカコ酒』にはその違和感すらなく、主人公の彼氏の顔さえまともに描かれない有様です。酒ッ! 特に辛いこともないが飲まずにはいられないッ!
          • 『おとりよせ王子』の序盤、いわゆる猛禽女子がたわむれに飯田君をロックオンしたが本人はおとりよせに夢中で無自覚にバキバキフラグをへし折って速攻帰宅、猛禽屈辱にうちふるえるという展開がありまして、そのうちカウンターアタックオブザバルイーグル話があるのかと思いきや、最新刊では猛禽の人が普通に上司の家で鍋食ってたので「ああ、この漫画ストーリーとか必要ないんだ」と感心しました。
    • 『目玉焼きの黄身いつつぶす?』(おおひなたごう)
      • 漫豪おおひなた先生の最新作。食い物の細かいことで異常にこだわる人ってバカみたいだよね、という『孤独のグルメ』のギャグとしての側面を忠実にギャグ漫画化した話。グラサンでアフロの上司が箸でグラサンを引き下げると瞳孔が開いている 19 ページ目が異常に怖い。メシ食ってる箸でグラサンつまむなや。
        • 人によって意見が異なるレベルまで落としこむと、もはや目玉焼きに何をかけるというレベルをはるかに超越して「黄身を潰して白身と和えて食うか」「白身だけ先に全て食うか」というトリビアル極まりない話になっていくので、そんなことで声を荒げるキャラたちがとても狂って見えてよろしい。だがしかし、礼儀作法もそうですが、人の行動には理由というものがあるのだ。どのような食い方にもその人なりの三分の理があるのです。
        • しまいには「お前たちそんなことどこで教わるんだ?」と言い始めたジローちゃんはものを知らなすぎる感がある。どこでって、九割方漫画ですよ。
    • 『妖神グルメ』(菊地秀行、創土社)
      • 妖神グルメ (The Cthulhu Mythos Files2)

        妖神グルメ (The Cthulhu Mythos Files2)

      • 新装版が出ることを知らずに書店でこの本を見かけたときの驚愕といったらもう。
      • およそ 6 年以上前に異形グルメなるページを作ったことがありまして、要するに『鉄鍋のジャン!』を始めとするアレな料理漫画が好きすぎて同じような食感の小説を求めてやまなかった頃の手すさびなんですが、そのリストに載せておいていつか読もうと思いつつヤフオクで積極的に探したりはせず古本屋で何となく菊地秀行のあたりを眺める程度には追い求めていた一冊がこの『妖神グルメ』なわけです。雁屋哲が書いたホラー小説と同じ程度にはその筋で話題になっていた絶版書。まさか寒風吹きすさぶ年の瀬に、よりによって新装版で平積みになっているところに遭遇しようとは、これだから時代というものは訳が分からん。
      • 率直に言ってしまうとそれほど大した作品ではないので、数年間これを探し求めた末に読んだ経験というのは、喩えるなら並んで食ったラーメンがまずかったときの不快感を数百倍にへし伸べたようなものですかね。そののっぺりと薄まった不快感が面白くすらあるというか。
        • クトゥルー神話と料理人のマリアージュという設定の時点で気づくべきですが、出落ちです。もうまともな展開になるわけがない。良識ある大人は決して嗜まない夢物語。
        • 愛読している料理小説といったら高田郁先生の『みをつくし料理帖』シリーズですが、『みをつくし料理帖』と『妖神グルメ』それぞれの読後感を比べてみると作中に出てくる料理のエア食べ味と綺麗にシンクロします。庶民的な材料を丹誠込めて温かみのある佳品に仕上げたのが『みをつくし料理帖』。野菜クズとか脂ぎったハンバーガーとか中性洗剤とかミサイルとかクトゥルーとかをキメラさせて出来上がったのが『妖神グルメ』。登場人物一つとってみても、改めて思い返しても「なぜか主人公に惚れているアーパー」としか言いようのないヒロインとか、「真っ赤なビキニのメリケン娘」というキーワードから思い浮かぶキャラクターそのまんまでハンバーガーとコーラを親切に勧めてくるインディーズホラー映画の主演女優とか、黒ずんだキャベツ片やペナペナの 80 円バーガーのような素材ばかりです。
        • 出版当時の背景は知らないんですが、クトゥルー神話が今ほど知っている人は知っている知らない人もそれなりに知っている状態になる以前のガイド付き観光ツアーのような役割を果たしていたのかしら。日本から始まって地球各地のクトゥルー神話ポイントを過密スケジュールで回ること回ること。
  • 久しぶりに最新刊までライトノベルを読んだことと、あとそこまで言われるほど悪くはないだろうという剛力彩芽さんへの判官贔屓から観ていたビブリアのドラマ、途中の回で安田成美がでんでんを脅迫していて『冷たい熱帯魚的』な意味でとてもエキサイティングでした。だーいじょうぶだって、篠川ママのボデーは透明になっちまったんだからよ。
    • 最終回はまだ観ていない。
  • 殊能先生にはいろいろ感謝する点があることに時たま気づく。
    • ジョジョのアニメを観ながらプログレはよくわかんねえなあと思い、それに近い音楽で知っているものを考えたら XTC で、これを聴いたり買ったりしたのは確実に先生の影響。
      • XTC 『Scissor Man』。
      • 『Statue of Liberty』がテンション高くて好きです。
    • 『黒い仏』は元ネタに詳しくなかったので今ひとつ奇襲された感が否めなかったのだけど、その筋の友人は読んでいる最中に「ああ、そういうことなのね」と普通に気づいたそうで。黄色がどうこうという名前が出てきたからそれしかないと思った、と言っていた気がする。
      • かの友人、最後に会ったときは微妙な表情で『太陽曰く燃えよカオス』を聴きながら「なんで CAOS なんだよスペル違うし」と言っていた。「H 抜きって意味なんですよ」「マジで!?」「いや適当に言いましたけど」「死ねばいいのに」という知的な会話をしてました。メガテン 4 は一周目カオスルートでクリアしたと人づてに聞いた。
      • それとは別の友人が市販のハサミを買ってきて、片方の刃をやすりで研ぎあげてアイスピック状にしたものをプレゼントとして贈っていたこともあった。言わずと知れた『ハサミ男』の凶器です。非常に時間がかかったそうですが、安い素材を手間ひまかけて仕上げるという意味では『鉄鍋のジャン』の中華料理観にも通じるものがありますね。
        • 彼は割と最近モンハンデビューし、いっぱしのハンターとして鹿角パチンコで G 級ジエン・モーランをソロ狩りしたりしてます。真似できないのでコツを聞いてみたところ、近づいてから大銅鑼を叩くと転倒するのは罠で、そこまで接近させるとその後ののしかかり連打が防げなくて撃龍船を壊されてしまうので、遠くにいるうちからガンガン大銅鑼を叩いてとにかく接近を防ぐべきとのこと。
    • 2009 年に『へうげもの』のイベント「へうげて、暮らすか」(http://morningmanga.com/news/194)というのが開催されていて、ひとつへうげた茶器でも買うかと訪ねたわけですが、開催場所のホテルであるクラスカがどこにあるかというと、目黒区です。目黒区鷹番と言えば『ハサミ男』の序章の舞台。おそらく一生忘れないであろう「たかつがい」ではなく「たかばん」の読み。というわけで、へうげる前に一足のばして鷹番をうろうろ。生涯の聖地巡礼経験で五本の指には入りますね。ミートパイは食べてません。
      • 残り四本の指には将門の首塚とハチ公像が確実にランクイン。
      • へうげた奴もディスプレイがアレな感じで心地ようござった。ここで数千円くらいの茶碗を購入したあと、友人に目利きさせようと思い百均で比較用の安物茶碗を買ったんですが、結局茶をしばく時は安物の方ばかり使っております。へうげた品が割れたら困るからね。
        • 子役と書いて子を焼くお仕事を扱った野島伸司原作のサンデー漫画『NOBELU』は楽しく読んでおりますが、作中で「高級なティーカップと安物の湯呑、どちらが割れにくいと思う。答えはティーカップだ。なぜなら皆が大切にするからだ。子役もそれと一緒だ」てきなセリフがあるんですが、そもそも簡単に食器を割るやつは無作法です。

masa masa 2013/06/12 05:28『てんまんアラカルト』非常に惜しいですね。前菜終わってこれからメインだ!という時に打ち切りとは。
個人的には過去師匠の「本当に美味い料理はね トラウマになるんだ」が至言でした。

xx-internetxx-internet2013/06/14 06:43過去の天才、現在の天才、天才の親友の天才、未来の天才と鬼でも殺せそうな布陣を敷いたところで終了ですからね。
これほど続きが読みたかった漫画は『からん』以来です。

出てきた料理では唐揚げが美味そうでした。
http://luckyclover7.blog27.fc2.com/blog-entry-916.html

tarostaros2013/06/28 17:08「てんまん」は単行本の売り上げ次第ではもしかしたら、だそうなのでいっちょ貢献しました。

xx-internetxx-internet2013/07/01 06:41それどこ情報か気になります。もちろん買いますけど。四巻は 2013-08-16 発売でござる。

トラックバック - http://kill.g.hatena.ne.jp/xx-internet/20130609