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イン殺 RSSフィード

2014-03-15 このエントリーを含むブックマーク

  • こないだ『BUYUDEN』でヒロインが太った理由がよくわからないと言いましたが、ひとつ合理的な説明を思いついた。作者が賭け将棋で負けたんじゃないかな。
    • 「コレを載せたら… 俺の連載は 終わる!!!!」「この一局で君か俺どちらかの人生が確実にズレる」「泣きながら仕上げろっ!!!! 最終回だ…」
    • 全体は常識的なのに一部分だけ異常という点で思い出したので書いておくと、『神の雫』は凄いよね。よく知らない人はいけ好かないワイン漫画だと思っているかもしれないが、あの話は起点が完全におかしい。
      • まずワインの価値とは何か。オリバが言ったようにワインの美味さそのものは安ワインを 1 とすると最上級のロマネ・コンティでも 3 か 4 しかない(※個人の感想です)。ワイン飲んでうめえと言ってるだけじゃ漫画としては弱いのだ。
        • ここで"表現"という概念が登場する。ワインの美味さを正確にポイントとして把握して言い表したり何かに例えたりすることで他者に伝える技術だ。これはわかる。一般社会でも通用する大事な能力だ。優れた表現者のキャッチコピーはワインを販売する上で便利この上なく、表現者の存在はワイン文化の推進力となりうる。
          • 至高の表現者による表現は一般人にも通じるパワーを持っているが、ここに対となる存在として"優れた表現理解者"が登場する。表現を生み出す能力を武装色の覇気とすると、表現を解する能力は見聞色の覇気だ。表現理解を極めるとどうなるか。表現から逆算して元のワインを言い当てることができる。
            • ここから話はおかしくなる。最初に多数の著書を残した偉大な表現者が亡くなる。遺産として残された莫大なワインを誰が相続するか。表現者は遺言を残していた。「私が生涯をかけて選別した素晴らしき十二のワインがある。私はこれを使徒と名づけた。その表現をここに記す。表現を読み、それが示すワインを最も多く言い当てた者に遺産を譲ろう。探せ! ワインの全てをそこに置いてきた!」
              • イカレてるだろう? 錣山先生、お年召しすぎ。ただ一時代を築いて財産作るとこういうこと言いたくなる気持ちはわかる。『宝島』の暗号を考えた奴は完全に数寄者だ。
              • フワフワした表現からワインを言い当てる競争なんて、本気でそんなことをやるのかと思いますよね。やるんですよ。漫画だから。ゲームで言うと「おお、この伸びやかな楽しさは、さながら解き放たれたフェンリル。始原にして至高」とかいうトリッピーなポエムから「始原とは伝説の始まりを指す。かつシリーズ最高傑作との呼び名も高いといえばこれしかない。使徒は、『ドラゴンクエスト III そして伝説へ…』(スーファミのカセットを机に置きながら)」「残念だが"解き放たれた"という表現を見落としている。これは復活の呪文からセーブデータへの一大転換の喜びを示している。使徒は、ファミコン版ドラクエ 3 だ(カセットを置きながら)」みたいなバトルを延々やります。
                • あと、表現に沿った体験をすると見聞色の覇気が強まるイケメンが裏の主人公で、「このワインは生と死」みたいに書かれているとスキューバダイビングしに行ってこれ以上潜ると帰ってこられなくなる限界深度を攻めて意識を失ったりします。
      • 奇跡のリンゴとかの話を出発点で完全に間違えた感じにしてみると面白いと思う。無農薬でリンゴを育てるのは難しい。だが人間は農薬がなくても育つ。なぜか。意志があり自律しているからだ。じゃあバイオテクノロジーでリンゴに意識を持たせて意識高い系リンゴを作ろう。リンゴ夫と名づけて、再起の意志を込めてロードアゲインの苗字を与えよう。
        • 奇跡のリンゴ人間。リンゴの唄を歌いながらお父ちゃんが優しく育てた賢いリンゴたち。リンゴは何も言わないけれどリンゴの気持ちはよくわかる。
          • 終盤でリンゴ人間たちが反乱を起こすので村総出で虐殺する。リンゴの唄を歌いながらブラックジャックで殴る。リンゴは何も言わないけれどリンゴの気持ちはよくわかる。出荷できなくなってもったいないので果樹園でバーベキュー。デビルマンの人間どものノリで歌い踊りながら。ここの曲はマカレナでお願いします。村おこしのために練習してたって設定で。
  • 『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』(http://kick-ass-movie.jp/)
    • 途中までこの作品の正義設定がよくわからなくて疑問符をくっつけながら観てたのですが、クロエ・モレッツが暴れはじめたあたりで悟りました。要するにこれはヒャッハー映画なのだな。そうと分かればモードを切り替えるよ。ジャスティス、フォーエバー! YEAH!
      • コスプレ自警団であるところのキック・アスに仲間のヒーローができるというのが序盤のつかみで、『ウォッチメン』を思わせるヒーロー軍団ジャスティスフォーエバーが軒並みこの上なくマヌケなのはよく分かるし話に乗れる。ここはパロディだからね。ガンダムでもジャスティスとかフリーダムとか付いてるのが一番バカにされるからね。ヒーロー名ナイト・ビッチとかリメンバー・トミーとか大変いいよね。
        • が、コスプレ野郎がノリでやってたらマジになっちゃったというのが『キック・アス』の流れだと思っていて、この話でも途中で人死にが出たりバカが金で本職を雇って警官を殺しはじめたりするあたりから洒落にならなくなってくる。けっこうのんきしてたキック・アスもビビる。自分がなぜこんなコスプレ行為をしているのか考えはじめる。家族も反対するしそんなんやってられへんわとリア充になったヒット・ガールは正しかったんじゃないかと悩みだす。そしてどうするか。
          • というテーマを一生懸命描くのかなーと思っていたら、おおむねヒャッハーでした。そしてヒャッハーは素晴らしかった。モンハンで言うとミラバルカンを 5 分で解体するような見事なヒャッハーでした。たぶん製作者が本当にやりたかったのは成長したクロエ・モレッツを余すところなく活躍させることで、その目的はみごと達成されております。戦闘技術を叩きこまれてて残虐かつ超強くて、でも情は厚くて同級生の陰湿ないじめで泣いちゃう弱さも見せるファーストキスもまだの女の子。これがキック・アスの正義じゃあ!
    • マザーファッカーが徹頭徹尾愛せなかったのもいまいち乗れない原因だったかな。ジョーカーはクレイジー、トゥーフェイスはガチ、マザーファッカーはバカ。スーパーディランになりたいというこじらせた欲望のままに突き進むが人より優れてるのは親の遺産だけ。状況判断できない、ネーミングセンス最悪、コスチュームも最悪、反省しない、プライドもない、大人の夢にも出てこない、子供が懐かしがることもない。これはわざとやってるんだよね? 悪役を愛するなんてガキっぽいこといい加減卒業しなよというメッセージなのかしら。表返っているのか失敗しているのか、そこらへんのさじ加減がわからぬ。
      • ただネーミングセンス最悪はギャグだから、その意味ではきっちり成功している。中国人の殺し屋がいる? じゃチンギス・半殺しって名前にしてモンゴル衣装を着せよう。中国人だっつーの。ロシア女にマザーロシアと名づけて側近に「マザーファッカーとマザーがかぶる」と反対されてたのがナイスでした。
        • 自分の悪役名をマザーファッカーと名付けるってのは、日本だとどういうセンスになるだろう。「奇形児」かな。こう、言葉を知った小学生が嬉々として使う感じの。
    • 黒ベースのデザインでタイトルに「殺」が入るサイトなんかやってるわたくしが言うのもなんですが、登場人物も、作者も、そしてもちろん観客もいろいろこじらせてる映画だったなあという感慨を得ました。
  • 最近のお気に入りアニメは『スペース☆ダンディ』一択。 Spece dandy is dandy speceman.
    • 作風が妖怪みたいにヌルヌルしていて、ピッチャーで言うと渡久地東亜なのですよね。言っている意味がわからない人はバンダイチャンネルで一話を観よう。 https://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=3973
      • 「普通の話ってのは過去現在未来があって、物語が連続してる。今までの話はなかったことにしてくださいなんてのはチャンピオンでしか通らない。バッテリーで言うと『おおきく振りかぶって』のコンビみたいに一球一球考えて流れを組み立てて整合性を意識してちゃんとやったり、或いは『MAJOR』の吾郎みたいに豪速球でねじ伏せたりするわけだ。渡久地東亜は違う。大事なことだからもう一度言うが渡久地東亜は違う。キャッチャーが言っていたように、球自体は決して早くないしコントロールは抜群だがときどき恐ろしいほどの棒球をど真ん中に放る。だが打たれない。素人目には素人が適当に放っているようにさえ見えてこんなんで通るのかと思ってしまうが、それが通る。本質的に見えているものが違う。」「そういうのお好きでしょう?」「大好きにござる」
      • 撮り貯めてた『スペース☆ダンディ』を観はじめたのが東京都知事選の後で、池上さんの選挙特番の最中に「スペース☆ダンディはよ」ってツイートがテロップに流れてて、当時ダンディのよさを知らなかったそれがしはバカもいるものだなあと思っていたのですが、ダンディを観てみたら実に面白かったのであのバカはいいバカだったのだなあ、そりゃ勝ち負けが見えてる選挙番組より面白いかもしれないなあと評価が手のひらがえったのですが、後から調べると選挙特番とかぶったスペース☆ダンディは特番の前に放映されていたらしく、ファンなのに放映時間変更も押さえてないのかバカだなあと再度評価が手のひらがえり申した。
    • 『スペース☆ダンディ』はオープニングもいいのである。岡村靖幸を起用してアニメのゆるくダサかっこいい感じをうまく出しているというか、コラボっていうんですかぁー、マリアージュっていうんですかぁー、ある意味これほどテーマを体現した曲も珍しい。
      • 二分バージョン。フルバージョンはときどきアップされてますがたいてい削除されるので適当に探せ。
      • このムービーのよさはまさしく「ひょうげ」と呼ばれるものでもあるが、なんつーか、マダオだよね。 2014 年最高のマダオコンテンツだよね。まるで、ダメな、オッサン! マ・ダ・オ、マダオマ・ダ・オ。岡村靖幸は赫々たるマダオ歴があるし、メガネちょびヒゲでシャープなダンスを踊り狂う姿が実にダサい。カッコいい。ダサかっこいい。ダンディのダンディ感とこの上なく噛み合う。
        • しかし、この良さを感得できるのはもしかして『なんかのさなぎ』のように同種のマダオだけなんじゃないのかという恐怖があるでござる。
        • そうそう、これもファン必見なんですが、へうげものアニメの名シーン、酒井様の海老すくいが上がってましてね。
          • へうげアニメはやはり原作のゆがみを再現しきれない感じはあって、一話目のフライング平蜘蛛の大見開きでもその辺が気になって全体的にあまり真面目には見てなかったのですが、この海老すくいはアニメが原作を超えたと胸を張って言える貴重なシーンでありました。歌がつく、ヌルヌル動く、それがこんなに嬉しいとは。
            • 海老すくいをループ再生するものが必ず探すであろう元ネタですが、曲も歌詞も後世の捏造らしい(http://shino134.blog22.fc2.com/blog-entry-1696.html)ので、適当に歌えばそれが俺たちの海老すくいですよと友人に言われた。やっぱ無人島で遭難してスマートフォンも Youtube もないときに焚火を囲んで盛り上がる用に、手拍子と踊りだけで再現できる曲の一つも身につけておきたいよね。
  • 差別的な横断幕の件、もし勝ち点剥奪という処分になっていたら、将来的に敵チームへ特攻隊を送り込むことで優勝が確定していたチームを追い落とす『ONE OUTS』っぽい盤外戦ができるんじゃないかと思ってサッカーファンの友人に話してみたところ、横断幕を出すのはかなり熱心なファンで顔も知られているので、突発的にやらせるとバレる上にやらせた方が更にきっつい処分を受けるので無理ではないかとの回答を得た。
    • 金で転ばせるにしても、金では転ぶが口は堅いという理想的な手先を見つける必要があるので、忍法でも使って洗脳する方が確実ですね。
      • あるいは地道な教育。夜な夜な耳元でマスコミが報道しない真実を囁くとか。
    • もっと単純に、ライトウイングな団体が電話をかけて「おたくのスタジアムで応援させていただきたいのですが」「無理? このチームは政治信条で客を差別するということですか」的にゴネるという案もあった。
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